研究内容 【 表示 / 非表示 】
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(概要)問題を抱えた来談者に対して心理臨床家が行う心理療法での、無意識の働きに注目している。無意識の働きは、絵画、箱庭、夢、あるいは症状自体などのイメージ表現や身体性への着目から受け取ることが可能になってくる。それらを心理臨床家がどう受けとめ、理解し、付き添うかが、来談者の無意識における自然治癒力の活性化に影響を及ぼす。これらのことを実践するために、心理臨床家はどうあるべきかが、テーマである。
(キーワード) 臨床心理学,イメージ表現,心理療法,身体性
(関連する産業分野)88.医療業,91.教育,90.社会保険、社会福祉
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(概要)教育現場での心理療法的活動を実践してきている。そこで現れる問題は、不登校、いじめなど対人関係問題、虐待などの家庭問題、性格など個人の特徴からくる問題、自傷暴力など問題行動、心身症など様々である。それらの問題を抱える当人や関係者と面接をしながら、問題に潜む個々人の取り組むべき課題を探り、個人の個性化の課程を探求する。
(キーワード) 学校臨床,不登校,問題行動
(関連する産業分野)91.教育
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(概要)臨床心理学の技法にグループに対するアプローチがある。研究者は、主に心理臨床家の訓練を目的とした、イメージ表現を利用したグループアプローチを実践してきている。個人と個人の心理的相互作用、集団の相互作用、イメージの創造性、それらの体験から得る個人の気づき、心理的成長に注目している。
(キーワード) グループアプローチ,イメージ,ファンタジー,心理臨床家の訓練
(関連する産業分野)91.教育,88.医療業
著書 【 表示 / 非表示 】
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心理療法の第一歩-こころの臨床ファンダメンタル(担当:「たましいの探求と物語」「『描画法による知的障害児との心理面接』のコメント」「心理療法家の仕事」),創元社,2017年02月,共著,中島登代子,岡田康伸,髙橋幸治 他
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揺れるたましいの深層-こころとからだの臨床学(担当:「こころと現実をつなぐファンタジー体験」),創元社,2012年12月,共著,山中康裕、中島登代子、森岡正芳、前林清和、高橋幸治など
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カウンセリングと教育相談(担当:「カウンセリングの実際Ⅰ 不登校」),あいり出版,2012年08月,共著,森岡正芳、高橋幸治など
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思想家 河合隼雄 用語解説,岩波書店,2009年09月,共著,中沢新一、河合俊雄など
論文 【 表示 / 非表示 】
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間合いと物語の生成-「特異な身体接触を求める小学生女児の事例」中島論文へのコメント,精神療法,2018年12月,中島法子,山中康裕,岡田康伸,名取琢自,髙橋幸治,木村佐枝子,田口多恵,中島登代子
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心理臨床家の“守り”,常葉大学臨床心理事例研究,2017年03月,髙橋幸治
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研究における動機(ムーヴ),臨床心理学増刊 臨床心理職のための「研究論文の教室」研究論文の読み方・書き方ガイド,2014年08月,髙橋幸治
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事例研究における“個から普遍へ至ること”の意味,臨床心理身体運動学研究,2014年03月,髙橋幸治
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親子の心とからだの関係を探る尺度項目作成の試み,大阪府立大学人間社会学研究科心理臨床センター紀要,2013年03月,髙橋幸治,作田大輔,澤樹亜実,河邑淑子,石田暢子,中島歩
授業担当科目 【 表示 / 非表示 】
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グループ・アプローチ特論
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人間環境科学入門Ⅱ(心理学概論Ⅱ)
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人間環境科学演習Ⅱ(心理演習)
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健康・スポーツ科学概論
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健康・スポーツ科学演習I